RINNmamaのブログ

シングルマザー歴20年以上

こどものはじめのことばはお母さん

はじめまして!

RINNmamaのブログにようこそ!

RINNmamaのブログを見ていただいてとてもうれしく思います。

シングルマザー歴20年以上 50代という時が流れました。

 

これから家庭というスクールについてお話を始めます。

人間は本気になって、こどもの能力を伸ばすことを考えていないのではないか。

こどもの育て方については、ほかの高等動物に負けているのではないか。

そのようなことを考えて、こどもの最初の教育の大切さに気づきました。

 

     こどものはじめのことばはお母さん

         目次

1  はじめのことば

2  家庭はスクール

3  親心

4  お母さんの声変わり

 

1  はじめのことば

まず母親が声をかける

人間のこどもは未熟で生まれてくる。手足も思うように動かすことができない。

目もよく見えないらしい。でも耳はよく聞こえています。

生まれてくる前に母親の胎内にいる間に、母親の声や、テレビの音を感知していると言

われるほどです。

生まれたらすぐ耳の力を引き出して、せっかくの天賦の才能が失われるおそれがある。

授乳と同じくらい早くことばがけが行われるのは、たいへん意味のあることで、すべて

のこどもがことばを使えるようになるのも、この最初のことばがけ、聞く力の育成のお

かげです。

母親の声は、きわめてつよい緊張緩和の力をもっていると言われています。

生まれてすぐ(生後一日~六日)の新生児が母親の語りかけに微妙に反応していること

は、これまでにわかっていましたが、最近、これがコンピューターで実験的に証明され

ました。

この実験を行なったのは、山形大学工学部の助教授、渡邊富夫氏です。

新生児三十二人を対象にして、母親の語りがけがどのように新生児の手足の反応として

あらわれるのかをしらべたものです。

語りかけたときの新生児の体の動きをビデオテープレコーダーに収録してしらべたとこ

ろ、多くの場合、つよい反応がみとめられました。

つまり、語りかけられていることがわかったということです。

どんな音にでも反応するかどうかを見るために、コンピューターの合成語を同じ新生児

に聞かせたところ、これにはまったく反応しなかった、ということです。

これをもってしても、生まれたばかりの赤ちゃんが、すでにお母さんの声をほかの音声

やものの音と区別していることがわかります。

昔のお母さんは、ひまさえあれば、赤ちゃんに話しかけていました。

わかるかわからないかは問題にしないで、とにかく何かしゃべっていました。

お母さんの声は赤ちゃんにたいへんよい影響があり、健やかに育つ第一歩です。

2  家庭はスクール

こどもは多くないといけない

こどもの教育を受けるところを学校とよぶならば、こどもがまず入るのが、家庭という

スクールです。

そんな名前はないですが、いわゆるスクールのない昔から家庭はこどもの最初のスクー

ルでした。

昔の家庭はいまに比べると貧しかった。それなのになぜか、こどもが多かった。

家庭というスクールでできることはごく限れていたが、今から見るとかなり、しっかり

とした教育ができていました。

多くの家庭は、教育ということばをはっきり理解してなかったが、なかなかいい教育を

してたのです。

家庭というスクールにも先生がいます。父母ですが、お母さん先生の方が中心で、父親

は、いわば、非常勤みたいになることが少なくなかった。

若い親だけでは心もとないことが多いので、祖父母が助けてくれ、先任教師ですが、退

職してもなかなかの力をもっていました。

家庭というスクールの体制はがっちりして、上の子が下の子をしつけるらしい。

一番大きな問題は、こどもの数が急速に減りだしたことで、どこの家庭もこどもが少な

い、スクールはこどもが多くないといけないのです。

3  親心

教えるより引き出す

生まれてくるこどもは、なにもできないようにみえますが、その実、なんでもできる能

をもっています。

ことばについて言えば、生まれたばかりのこどもは、ひとこともことばを発することは

できないが、日本語でも、英語でも覚え、使えるようになる能力をもっています。

生後、母親のことばをきかせるとそのことばを覚えるが、フランス語だけ聞かせれば、

フランス語がわかるようになります。

ほんのわずかの能力しか引き出すことができないままで終わったらいけない。

遊ぶことで能力が目をさます

遊びがたいへん大切なのは、早期教育などに比べて、いろいろな雑多な活動にかかわる

からです。

うまく遊ぶことができれば、多くの能力が目をさまします。

賢い親心は、こどもに遊びを与えて、もてる能力がすこしでも多く発現させるのを助け

るのでなくてはならない。

オオワシのすぐれたインプリンティング(すみ込み)

たとえば、オオワシは、たいへんすぐれた初期教育をしています。

ヒナがたまごからかえるとすぐにはじまります。

母ドリは、ヒナの側をかたときもはなれず、父ドリは狩りにでて、食べものをもってき

ます。

みごとな分業で家庭というスクールの教育が進められています。

生まれてくるヒナは、親ドリのすることをなんでも真似するようにできています。

(実験で、人間がヒナのすぐそばにいると、ヒナはそれを親のように思うらしく、いち

いちその人の真似をしようとする。)

親ドリのこの教育はインプリンティング(すみ込み)と呼ばれ、オオワシはすぐれたイ

ンプリンティングをするのです。

空を飛ぶのはたいへん高度な技術ですが、それをインプリンティングでは、おどろくほ

ど短期間で完了します。

ヒナドリは、巣立ち、親離れをすることができる、親は子離れ、みごとな子育てです。

4  お母さんの声変わり

お母さんのやさしいことばは、しかし、いつまでもつづかないことが多い。

こどもが三歳くらいになると、お母さんのことばに変化が起こる。

かつて、ある小児科医が、「お母さんは声変わりする」と、いって話題になったことがありました。

どうしてそういう変化がおこるのでしょうか。

なぜ母親は焦るのか

よその子に比べてわが子はおくれているのではないかと、心配になる。

しっかりしてほしい、よその子に負けないようにしたい。

こどもの発育は個性的で、ひとりひとり違っています。

同い年の子でも、片方にできて、他方の子にできない、などということはいくらでもあ

ります。

うちの子ができなくても心配することはない。そのうちできるようになる。

と、お母さんは、のんきにかまえていられないことが多いのです。

焦る、つい、声をつよめてこどもをはげましたり、叱ったりします。

それがお母さんの声変わりです。

お母さんのことばが変わって、こどもはショックを受けるのですが、それを自覚するこ

とはできない。

傷ついた心は、深化して性格に結びつくかもしれない、いけないのは、よその子と

比較することです。

どの子も同じようにすばらしい能力をもって生まれてきます。

ただ、生後の環境によって能力発現は一様ではありません。

よその子ができることをわが子ができないといって、ただちに、うちの子がおくれてい

ると決めつけるのは、大きな誤りです。

こどもの心に配慮する

焦る気持ちが、ことばにあらわれるのは仕方ないことですが、焦るのはマズイという反

省のできるのは大きな知恵です。

よその子と比べて焦ったり、いい気になったりするのは親心の自然で、そう考えるのは

賢い親であり、賢い親でもやはり、声変わりはあります。

ただ、それに気づくのはたいへん難しいことで、たいていは知らず知らずに過ごしてし

まう。

お母さんの声変わりをなくすことができなくても、それが、こどもの心に傷をつくって

いるかもしれないと考えることはできるでしょう。

お母さんは、それだけ責任が重い、そのために、努力するのは人間として極めて大きな

仕事であると言っても過言ではありません。

失敗してもクヨクヨしない

失敗が人間をつよく、賢く、謙虚にします

報われない努力によって、大きな仕事をなしとげるのは、失敗した人に多いものです。

成功は、人間を粗雑、尊大にしがちですが、失敗の苦労を重ねた人は、心あたたかく、

弱者をいたわり、貧しきものにやさしい人です。

家庭というスクールが、こどもの天才的能力の育成ということを本気になって考えるよ

になれば、新しい人類が誕生すると思われます。

 

子育て中の皆様に少しでもお役に立てれば幸いです。

今後ともよろしくお願いいたします。

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