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シングルマザー歴20年以上の時が流れ、50代になりました。
これから、女の子の健やかな成長と健康を祝う行事として親しまれているひな祭り(上巳の節句)について御紹介させていただきます。
ひな祭りの由来や起源・ひな祭りの料理や縁起の良い食べ物・ひな祭りが祝日でない理由を徹底解説!
目次
1 ひな祭りの歴史・由来
2 「五節句」の解説
3 ひな祭りが祝日ではない理由
4 ひな祭りの料理
5 ひな人形を片付ける時期は?
1 ひな祭りの歴史・由来
ひな祭りは、日本において女の子の健やかな成長を祈る節句の年中行事です。
ひな人形(「男雛」と「女雛」を中心とする人形)に桜や橘、桃の花など木々の飾り、ひなあられや菱餅などを供え、白酒やちらし寿司などの飲食を楽しむ節句祭りで、桃の節句ともいわれています。
起源は、人形(ひながた)の風習「天児(あまがつ)(͡這子(ほうこ)」などによる祓い(はらい)の信仰、「ひいな遊び」などの行事が融合したものと考えられています。
古代中国には、上巳の日(3月最初の巳の日)に川で身を清める風習があり、これが日本に伝わって、草や藁などで作った人形(ひとがた)に穢れ(けがれ)や災いを移して川や海に流す風習と融合したとされました。
また、上流階級の子女の間に「ひいな遊び」という遊びがありました。
当時の乳幼児死亡率は、現代とは比較にならないほど高く、赤ん坊のうちに亡くなることは珍しくなかった。
親としては必死の思いで、子の成長を見守り枕元には形代を置き、厄除けとしました。
そして、1年の災いを春のひな流しで祓(はら)う、これがひな祭りの起源です。
2 五節句の解説
五節句の「節」というのは、中国の唐の時代の暦法で定められた季節の変わり目のことです。
暦の中で奇数の重なる日を取り出して(奇数(陽)が重なると陰になるとして、それを避けるための避邪(ひじゃ)に行われたこと)から、季節の旬の植物から生命力をもらい、邪気を祓(はら)う目的から始まり現代まで残っています。
五節句
年間の5つの節句
3 ひな祭りが祝日ではない理由
江戸時代、ひな祭りは「五節句」のひとつとして「祝日として存在した」とされる。
しかし、1873年、新暦採用が「五節句(=ひな祭り等を含む)」の祝日廃止となりました。
戦後になって新たに祝日を作ろうとする動きが見られるようになり、最終的には5月5日端午の節句を祝日(こどもの日)とする案が採用されました。
全国的に温暖な時期の5月にしたというのが大きな理由のひとつとされています。
4 ひな祭りの料理
ひな祭りの菱餅の由来
上巳節では、厄除けを願って母子草(春の七草「ごぎょう」)を入れた緑色の草餅を食べられていました。
しかし、母子草の草餅が日本に伝わると「母と子をついて餅にするのは縁起が悪い」という理由から、ヨモギが用いられるようになりました。
その後、江戸時代に、ヒシの実をいれた白いお餅が加わり、明治時代には、クチナシの実を入れた桃色のお餅が加えられ「桃・白・緑」の3色の菱餅が親しまれるようになりました。
菱餅の形の意味
菱餅の特徴的な形のモチーフは、ヒシの実であるとされています。繁殖力の強いヒシの実を子孫繁栄や長寿の願いを込めていました。
また、心臓の形を表したものという説もあり、健康や長寿を願ってひし形にされたという説もあるようです。
ひし形には、女の子の健康や厄除け、子孫繁栄を願うという意味があったのです。
ちらし寿司
ちらし寿司は色鮮やかで華やかな彩りで、縁起がよいとされる具材が使われていることから、ひな祭りのお祝い料理の定番メニューになっています。
具材の一例
- エビ (背中が丸くなるまで長生きできる)
- レンコン (先の見通しがきく)
- 豆 (健康で豆に働ける)
白酒
江戸時代には、白酒がひな祭りには欠かせないものでした。
もともとは、桃が「百歳(ももとせ)」に通じることから、桃の花を酒に浸した桃花酒(とうかしゅ)を飲む風習がありました。
春の訪れを感じさせる旬の食材などを使った伝統的なお祝い料理を食べる習慣があるようです。
5 ひな人形を片付ける時期は?
「ひな人形はひな祭りが終わったらすぐに片付けないといけない」というしきたりは今でも存在します。
娘の災厄を受け止めたひな人形がいつまでも家の中にいると、婚期が遅れるなどの不幸に見舞われるという、厄を流していないという解釈につながったとみられ、昭和初期に作られた俗説ともされます。
旧暦の場合は、梅雨が間近であるため、早く片付けないと人形や絹製の細工物に虫食いやカビが生えるから、という理由だとされます。
また、地域によっては、「おひな祭りは春の飾りもの、季節の節できちんと片付ける」という躾の意味からも言われています。
ここまで、ひな祭り、ひな人形、ひな祭り料理についてご紹介させていただきましたが、ひな祭りの起源は古く、ご紹介した以外にも各地方には、様々な風習やひな祭り料理があると思います。
また、参考にしていただき、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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